関西圏で本当に美味しいカニを食べたいなら、香住町の「さだ助別邸ICHIJO」は間違いなくおすすめです。
なぜなら、オールインクルーシブでお酒やソフトドリンクが自由に楽しめるだけでなく、スタッフの対応が心地よく、さらに「お腹いっぱい美味しいものを食べてほしい」という民宿の温かさがしっかり感じられる宿だからです。
清潔感も高く、料理・サービス・空間のすべてが最高に整っていました。
1日6組限定のさだ助別邸「ICHIJO」は平日を入れても稼働率90%のまさに「予約の取れない宿」。
実際に私たちが宿泊したのは、松葉ガニ漁の最終日となる3月31日。
松葉ガニシーズンの締めくくりにふさわしいタイミングで、鮮度抜群のカニを心ゆくまで堪能しました。
お酒の選び方や飲み方をスタッフに尋ねると、的確で分かりやすい説明が返ってくるのも印象的で、お客さんにこんなに喜んでもらえるなら「ここで働きたい」と思ってしまうほど居心地の良い時間でした。

これまでさまざまな宿に泊まってきましたが、正直ここはダントツでお気に入り、定宿にしようとアラカン夫婦は異議なく決定しました!
今回はそんな「さだ助別邸ICHIJO」での宿泊体験を、メインのカニフルコースのお食事を詳しくご紹介します。
※お部屋や温泉は別記事にアップしますので、気になる方はそちらをご覧ください。
関西圏で美味しいカニを食べに行きたいけどたくさんあって迷っている方の参考になれば嬉しいです。
夕食【松葉ガニのフルコース】限界挑戦1人にカニ2杯!
今回いただいたのは、なんと1人につきカニ2杯分という贅沢すぎるフルコース。
最初から最後まで、まさに「カニ尽くし」、正直、嬉しい悲鳴が止まりませんでした。


先付け


「先付け」といえば、軽く胃を慣らすための一品…というイメージですが、ここは違います。
「え?これが先付けですか⁉」と思わず声が出るレベルの豪華さ。
炭火で自分で焼いていただくスタイルで、いきなりテンションが上がります。
中でも印象的だったのが、宿オリジナルのちくわ。焦げやすいので、コロコロと転がしながらじっくり焼くのがコツです。



この写真のカニ以外が「先付け」です
お造り


カニはもちろん、イカ、カンパチ、鰆のタタキ、甘エビ、鯛と豪華なラインナップ。
さらに嬉しいのがカニ味噌。
こちらは食べやすいように軽く火が通され、味が整えられていました。
そして感動したのが「お醤油」。
地元の甘めで濃厚な刺身醤油でいただくのですが、お醤油まで美味しい…!



細部にまでこだわっているのが伝わってきて、ここでも一気に心をつかまれました
鍋物


テーブルのコンロ横には、カニの足とたっぷりの野菜がスタンバイ。
「お好みのタイミングで火をつけてください」
「昆布は沸いたら取り出してください」
と丁寧に説明していただきます。…が、ここで問題発生。
アラカン夫婦、すでにお刺身と焼き物でかなり満たされている問題(笑)
なかなか鍋に手が伸びないという、贅沢すぎる状況に。
焼き物


殻が剥かれたカニ足は、身がふっくらしてきたら食べごろ。
爪の部分は、切れ目からぐつぐつと沸いてきたタイミングがベストとのこと。
「一番残念なのは焼き過ぎて身が固くなってしまう事なんです」と宿の方の説明があり。



まさに1本入魂!
焼きすぎないように1本ずつ大切に焼いて、じっくり味わいます。
香ばしさと甘みが一気に広がって、「美味しいね」何回言ったことでしょうw。
【お宿の一番人気!】蒸し物




「見た目がすごく変わります」と言い、蒸す前のカニをまず見せに来てくれました。
少しすると、熱々の大きな四角いセイロを抱えたスタッフの方が登場。
「準備はいいですか?開けますよ!」
その一言で一気に期待値が上がります。
私たちも思わずカメラを構え、スタンバイ。
ふたが開けられると、もくもくと立ち上る湯気。
その湯気がおさまった瞬間——
ふっくらと美しく紅白に色づいた蒸し蟹が登場。
思わず「わぁ…」と声が出てしまうほどのビジュアルです。
「蒸し蟹はこの宿で一番人気なんです」
と教えていただいた通り、ひと口食べるとカニの甘みがぐっと広がり、しっとりふっくら、そしてどこか芳醇な味わい。
これは人気なのも納得!今回のコースの中でも、特に印象に残る一品でした。
揚げ物


このカニの天ぷらも本当に美味しかった!
写真撮り忘れて一本食べちゃっているしw
お食事【カニ雑炊】


アラカン夫婦、ゆっくり味わいすぎて…。
ここまでで、すでに3時間経過(笑)正直、もうお腹は限界。
鍋の野菜や豆腐は、とてもじゃないけど入らない…。
「白菜は1枚だけにしておこう」
「ネギも1つでいいや」
と、どんどん弱気になっていく私(笑)
体育会系の夫は「負けるな!俺は負けへんで!」と自分を鼓舞していますw
それでもカニだけは別腹、しっかり最後まで美味しくいただきました。
そしていよいよ締め。
一旦、カニすきのお鍋はスタッフにより回収され、雑炊が届くのを待ちます。
間もなくすると、カニの旨みをたっぷり吸い込んだお出汁で作る、至福の雑炊が届きました。
ひと口食べた瞬間、「あぁ…お腹いっぱいなのに、やっぱり美味しい…」と、思わずしみじみ。
「この雑炊は何も味付けしていません、お好みで塩や手作りのカニのふりかけを掛けてお召し上がりください」と説明あり。
お腹はいっぱいのはずなのに、スプーンが止まらない。
カニの甘みと旨みが凝縮された優しい味わいで、結局残さず食べられる美味しさでした。



満腹なのに、ちゃんと感動で締めてくれる♥
デザート


ゆっくり味わうことを大切にする私たち、最後の雑炊を完食するまでにかかった時間は、なんと3時間半。
17:45に夕食をスタートし、気がつけば21:15。
そのときスタッフの方から、やさしく一言。
「すみません、こちら実は21時まででして…デザートはお部屋にお持ちしてもよろしいでしょうか?」
そこで初めて時計を見て、思わずびっくり。
周りを見渡すと、すでに他のお客さんは誰もいない(笑)
これはもう、本当に申し訳ない…。
夫は最後の寝酒をグラスに注ぎ、パンパンに膨れたお腹を抱えながら、少しのけぞるようにして部屋へ戻りました(笑)
そして間もなく、お部屋に運ばれてきたデザート。
さすがにもう入らない…と思いきや、これが不思議と別腹。
気づけば、夫の分までしっかりいただいてしまいました。
最後まで「美味しい」で終われる、幸せな締めくくりでした。
朝食でも満たされる
昨夜はあんなにお腹いっぱいだったのに、朝にはちゃんとお腹がすきます(笑)


朝食のメニューは、こんな素敵な手書き。
一品一品のこだわりが伝わってきて、朝からほっこりした気持ちにさせてくれます。
ご飯の入れ物がすごい


朝食でまず目を引いたのが、この存在感たっぷりの土器のような入れ物。
思わず「弥生式土器⁉」とツッコんでしまいましたが、実はこの中に炊き立てご飯の釜が入っています。
見た目のインパクトだけでなく、保温性も抜群で、最後までふっくら美味しいご飯が楽しめるのが嬉しいポイント。
こういう遊び心のある演出、個人的にかなり好きです。
ご飯のお供が多すぎて1杯じゃ足りなくなる


野菜サラダは新鮮そのもの、茶わん蒸しはお出汁が効いてゆり根が入る本格派。
イカのお刺身はねっとりして甘い。
イカの塩辛で、ご飯半分行けちゃう美味しさ。
干し物は高級魚のどぐろ、しかも1枚1枚手開き⁉


のどぐろの干し物とセコガニのお味噌汁。
のどぐろは小ぶりだけど旨味がすごすぎて食べ応え十分。
新鮮な魚の干し物などは、系列店の「KANICH」でも購入することができます。
夕食でいただいたちくわや、朝食でいただいたイカの塩辛などの他に新鮮な魚や、干し物が販売されていますのでぜひ、立ち寄ってみてください。
KANICHI
海、山を通じてこの地の自然を満喫し、魚の美味しさを知ってもらいたい
香住の特産品、前浜で揚がった魚介類、先祖の頃より守ってきた、米、梅、梨、畑などの生産者の見える安心、安全な食べ物を提供していき、レストランにて食べてもらい、気に入った食材などは、オンラインショップやその場で買うことが出来るようにしたい。という想いがあり、KAN-ICHIをオープン
https://kan-ichi.jp/about/



「背子」=お腹に卵(外子・内子)を持った小ぶりのメスガニ
のことで、ズワイガニ のメスをいう事が多いとのこと
朝食なのに豚しゃぶ⁉


豚しゃぶは好きなタイミングでチャッカマンで火をつけていただきます。
米まで自分たちで作るこだわり


ご飯も美味しい!社長、スタッフでお米作りもしているなんて驚きです。



カニの殻を混ぜて土づくりからしているってお品書きにも書いています!こんなこだわりって、本当いただく側にとっては特別感があって本当に嬉しい


梅干しまでも自家製とは


梅干しも、スタッフの自家製。
最近は蜂蜜入りや減塩タイプが多い中で、こちらはしっかりとした梅の酸味が感じられ、素材そのものの味を楽しめる一品でした。
シンプルながらも印象に残る、丁寧に作られた美味しい梅干しです。


嬉しいオールインクルーシブ
「飲み代を気にせず、心ゆくまで食べて飲んでほしい」そんな想いが込められた、嬉しいオールインクルーシブ。
「ちょっとクセのある、普段なら選ばないようなお酒にも、ぜひ挑戦してみてください」
スタッフの方がそう説明してくれた通り、ここにはちょっと冒険してみたくなるような一杯が揃っています。
さらに、それぞれのお酒の特徴や美味しい飲み方も丁寧に教えてくれて、その語りがまた熱い。
ただ飲むだけでなく、「体験として楽しめるお酒の時間」になっているのが印象的でした。
スタッフとの何気ないやり取りさえも、この宿の魅力のひとつだと感じます。












まとめ|さだ助別邸ICHIJOは最高の宿
香住でカニを食べるなら、「さだ助別邸ICHIJO」は間違いなく有力候補の一つです。
1人2杯のカニを堪能できる贅沢なフルコースに加え、オールインクルーシブでお酒も自由に楽しめる満足度の高さ。
さらに、スタッフの心地よく丁寧なおもてなし、そして「お腹いっぱい美味しいものを食べてほしい」という想いが随所に感じられる、あたたかさのある宿でした。
夕食はもちろん、手書きのメニューや炊き立てご飯、ひとつひとつにこだわりが詰まった朝食まで、最後まで「来てよかった」と思わせてくれる滞在。
気づけば3時間以上かけてゆっくり食事を楽しんでしまうほど、居心地の良い時間が流れていました。
これまでさまざまな宿に泊まってきましたが、ここは絶対に「また帰ってきたい宿」。
カニを目的だけでなく、夏の海水浴時期にも美味しいお魚を提供してくれます。
香住を訪れる方には、自信をもっておすすめできる一軒です。
さだ助別邸ICHIJOの基本情報
〒669-6564 兵庫県美方郡香美町香住区下浜636−1
無料駐車場あり










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