記事内に広告が含まれています。

パールハーバー(アリゾナ記念館)予約の仕方と訪問レポート

楽しさに満ちたハワイ旅行の中で、一度行きたかったアリゾナ記念館。日本とアメリカが戦火を交えたあの時代を、直接感じることができる貴重な場所です。海に眠る戦艦アリゾナ、静かにたたずむ記念館、日本人としてその場に立つことで、改めて平和の大切さを胸に刻みました。

この日はくもり空で時々雨が降るあいにくの天気でした

予約方法

アリゾナミュージアムに行くにはフェリーを使うため、定員の関係で予約が必須です。

2週間前くらいなら、余裕で空きがありましたが、1週間前ではだんだん埋まってきて、5日前では空きがなくなりました。

スケジュールが決めきれず予約を先延ばしにしていたところ、結局事前予約できず…。


でも、大丈夫です。前日の15:00から、追加のチケットを予約できます!15:00すぐにアクセスしたら、予約が取れました!

これもすぐに埋まってしまうことが多いので空いてるところは迷わずに予約ゲットしましょう

注意事項
  • 入場料は無料ですが、オンライン予約だと手数料が$1かかります。
  • 8週間前の15時から予約受付開始
  • 前日15時からも少ないが入場券の予約ができる(焦らないようにあらかじめ、アカウントの登録をしておきましょう)
  • 予約の変更やキャンセル時の返金もできません

スタンバイの場合

私は利用していないのですが、当日・先着順でのスタンバイもあるようです。

申込所で名前や電話番号を登録し、順番が来たらテキスト通知が届く方式もあるようです。

混雑ピーク時や観光シーズン(春休み・夏休み等)はスタンバイでも席が確保できないことがあり、利用は先着順・空き次第で、保証はないようです。


※オンライン予約は1人$1かかりますが、あらかじめの予約の方が安心して訪れることができます

ワイキキからThe Busで

ワイキキクヒオ通りから20番バス1本でアリゾナ記念館の入り口まで行けます。

所要時間は1時間強。降車場所はメモリアルサイト入り口の目の前ですが、帰りは違う場所で、少し歩きますのでご注意を。

(ツアーのバスのお迎えなどのバス停がありますが、そこではありません)

バスを利用する方は帰りのバス停に注意を。わかりやすいので心配ありません。

神聖な場所 ~敬意をもって~

服装について
ご来場の皆様は、祖国のために命を落とした多くの方々の慰霊碑を訪れることになります。USSアリゾナ記念館は、数百人の戦没者の方々の永眠の地であり、さらに数百万人の方々が追悼と思いを巡らす場所です。このことを鑑み、ご来場の皆様には適切な服装と身だしなみを心がけていただくようお願いいたします。記念館への軍人の方々の来館は、パールハーバー・ヒッカム統合基地の敷地内であり、軍服に関する軍規則は海軍職員によって厳守するよう…

米国政府アリゾナ記念館入場予約サイトから引用

アリゾナ記念館は、第二次世界大戦で命を落とした多くの方々を追悼する場所であり、実際に戦没者の方々が今も眠っている神聖な場所です。

ここには、世界中からたくさんの人が平和への願いを込めて訪れています。

そんな場所だからこそ、訪れる際にはTPOをわきまえた服装を意識していただけると、とてもありがたいです。

リゾート地にいるとついラフになりがちですが、ビーチサンダルや過度に肌の露出が多い服などは避けたほうがよいでしょう。

訪れる私たち一人ひとりの気持ちが、この場所の空気を作っていくのだと思います。

ぜひ、敬意を込めた心と装いで足を運んでみてください。

バッグは預けるか、全面透明のもので

ここでバッグのチェックをされます。
四方とも透明か確認されました。「パーフェクト!」と言われたバッグw

バッグ
パールハーバービジターセンターへのバッグの持ち込みは禁止されています。透明なスタジアムバッグ、医療機器や医薬品が入ったバッグは、国立公園局の判断により持ち込みが許可される場合があります。カメラ、携帯電話、財布は持ち込み可能です。バッグは、ビジターセンター入口近くの保管施設に有料で保管できます。この民間運営のバッグ保管施設は、毎日午前6時30分から午後5時30分まで営業しています。駐車場は監視・巡回されていますが、貴重品は車内に放置しないでください。

米国政府アリゾナ記念館入場予約サイトから引用

たくさんの博物館が集結している

パールハーバーには、見どころがたくさんあります。

戦艦や潜水艦、航空機など、複数の博物館や記念館が集まっていて、すべてを回ろうとすると一日がかりになります。

そのため、前後の予定を考慮して、スケジュールをしっかり立てるのがおすすめです。


私は今回、「USSアリゾナ記念館」と、ビジターセンター内にある無料展示エリア、そしてお土産ショップのみを見学することにしました。

音声ガイドを聞きながら展示をゆっくり見ているだけでも半日かかるし、外にも海に面した公園に展示物がたくさんありました。

さらにこの場所、行く前にしっかり調べておかないと「どこにどう行けばいいの?」「入場料は?」「予約が必要なの?」「え、もう予約いっぱいで取れない!」と、かなり混乱しました。

バスを降りたら案内板が。

「USSアリゾナ記念館=USS Arizona Memorial」


「USS戦艦ミズーリ記念館=Battleship Missouri Memorial」


「太平洋航空博物館パールハーバー=Pearl Harbor Aviation Museum」


「USSボーフィン潜水艦博物館=USS Bowfin Submarine Museum & Park」

の4つの記念館・博物館があります。

これらがある場所全体を総称して「ハールハーバーヒストリックサイト=Pearl Harbor Historic Sites」と言います。

USSとは「United States Ship 」の略でアメリカ海軍(U.S. Navy)に所属する現役またはかつての艦艇に付けられる「接頭辞=公式のラベル」のようなものです。

まずは音声ガイドを借りるのがおススメ

YouTubeなどで体験談を見ていると、とても運が良ければ、日本語のガイドさんに案内してもらえることもあるようです。

そうなれば、まさにラッキー!ですが、確実ではありません。

もしご希望の場合は、フェリー乗り場で日本語ガイドの方がいないか尋ねてみるといいでしょう。

ただし、案内が難しい場合もありますので、そのときは無理せず、音声ガイド(日本語対応あり)を借りるのがおすすめです。

借りる場合はついてすぐ借りましょう(^^)/

※私も一応、日本人ガイドはいないか?と尋ねたら、「今は忙しい、空いていない」と言われました

音声ガイドのレンタルは1人あたり税込 $11.99です。日本語で丁寧な説明を聞きながら見学できるので、より深く理解できますよ。

フェリーに乗って記念館へ

ほんの数分で記念館に到着します。

アメリカの海兵隊の方が操縦しています(これがまたけっこうイケメンでかっこ良いのですw)

アリゾナの涙

沈没したアリゾナ号の船体からは、今でもゆっくりと油が染み出しており、それは「アリゾナの涙(Black Tears)」と呼ばれています。1941年の真珠湾攻撃で沈没してから80年以上が経った今も、その油は止まることなく海面に浮かび続けています。


まるで、戦争で命を落とした1177名の乗組員たちの悲しみが、静かに海に語りかけているようです。

この光景を目にすると、時代が変わっても癒えない心の傷や、忘れてはならない歴史の重みを感じずにはいられません。

無料展示施設

アリゾナヒストリックサイトの入場口を通り、フェリー乗り場へ向かう途中に、二つの展示施設があります。そこでは、世界がどのように発展し、なぜ戦争が起こってしまったのかを詳しく知ることができます。

特に興味深かったのは、日本の攻撃が予測されていたにもかかわらず、重要な暗号があの日まで解読できなかったという事実です。

展示には、当時の武器や兵士のユニフォーム、そして一般市民の生活を伝える資料が数多く並んでいます。

パネル展示、実物の展示品、ミニチュア模型、映像など、さまざまな形で情報が紹介されており、見応えがあります。

翻訳機を使いながらじっくりと一つひとつ見て回ると、丸一日かかりそうな充実した内容でした。

海に沈んでいる今現在のアリゾナ号の様子がビデオ中継されています

おわりに

アリゾナメモリアル、今回は無料展示施設のみのレポートでしたが、いかがでしたでしょうか?
ここは、私にとって「絶対にもう一度行きたい」と強く感じた場所のひとつです。

次回は一日しっかりスケジュールを取って、飛行機博物館や潜水艦博物館にも足を運びたいと思っています。

ハワイが好きな方へ――
南国リゾートの一角に、静かで悲しい歴史が刻まれた場所があることをご存じでしょうか。


その歴史に触れることで、ハワイという地をより深く感じられるはずです。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

コメント