フリッツハンセンのセブンチェア、座面と脚の接着部が外れて壊れた!
スタイリッシュでおしゃれで、座りやすいから気に入ってたのに…新しいものは高価だし、修理できないかな?
愛用のセブンチェアが壊れてしまい、修理か買い替えか…悩んでいる方がいらっしゃると思います。
私も中古で購入して愛用していましたが、ある日突然、座面と脚の接合部が外れて壊れてしまいました。
新品は高価なので、修理できないかと探したものの、近場の工房ではすべて断られる結果に…。
最終的に「アクタス」に修理を依頼し、座面・背もたれの交換で新品同様に生まれ変わりました。
この記事では、セブンチェアが壊れてしまった経緯と、工房で修理を断られた理由、アクタスでの修理の流れについて体験談をまとめています。
セブンチェアの修理を検討されている方の参考になれば嬉しいです。


アクタスへ修理依頼

以前に家具を運んでくださった技術の方が来てくれました。
直接アクタスの店内には持ち込めません。
アクタスの工場で修理する方法もあるのですが、配送業者の配達料金になるので、料金の面でコストが上がってしまいます。
自宅に直接訪問し、修理してくれ、そのほうがお安く済む、と店員さんからの説明。
また、古い物はサービスで回収してくれたので、ゴミ出しの手間が省けました。

すでに座面にねじ止め用の器具がしっかりと糊付けされた状態で届きました。

丁寧に作業をしてくれます。

脚にネジを取り付け…

さらに座面にネジを回し、固定。

カバーをつけて、終了。
え?もう終わり?と思うくらいスムーズでした。

再利用は脚のみ
セブンチェアは座面と背もたれが一体型となっているので、その部分を「シェル」といいます。
↓↓ネーミングはまさにこのイメージですね!わかりやすい!

わが家は近いのでアクタスの店舗へ直接出向き、なじみの店員さんに相談しました。
驚いたことに、修理の際、再利用するのは脚のみで、シェルは再利用できません。
もったいない気もしますが、それしか対応していないとのこと。
シェルと脚をつなぐパーツを、あとから接着することが、物理的にも安全性からもNGなのです。
遠方の方は電話やメールでお問い合わせできます。
座面はポーランドに発注⁉
木目、木目感を残したカラー塗装、ラッカー(木目なしのマットな塗装)、布張りにするか?などなど、ちょっとした家具選びと同様、気合が入ります。

カタログや、見本カラーを観ながら、好きなカラーや仕上げの仕様を選びます。
娘がメインで使うのでピンク/ローズを選びました。

納品まで5か月以上!

注文日は3月9日。
納品日は8月24日。
なんと5か月以上もかかりました(笑)
ちゃんと海外へ発注し、発注してから製作してるんだなぁ、と納期を聞いて実感。
その間はほかの椅子を代替に使って気長に待っていました。
修理代は…合計19,800円なり
合計修理金額は 19,800円。
内訳は下記の通り
- シェルオンリー 15,000円
- 送料 3,000円
- 消費税10% 1,800円
新品を購入すると今なら一番安い仕様でも80,000円弱します。
メルカリで買ったセブンチェア、すぐ壊れた
ある日、夫が背もたれに寄りかかると「バキバキ」という音とともに、グラグラと椅子から落ちそうになりました(危ない危ない!)

2023年8月、メルカリで26,000円で購入しました。
1年半使って壊れました。
2006年製と記載されています。→2025年に破損。
アクタスでは、セブンチェアの修理はよく依頼されるようです。
セブンチェアの耐久年数的には、壊れてもおかしくない頃だといわれました。

持ち込みできる距離の工房では修理拒否

ネットでセブンチェアを修理してくれる工房をいくつか探しましたが、県外ばかりで、結局送料が高くつきました。
府内で持ち込みできそうな工房に何軒か写真付きで問合せしましたが、すべてお断りされました。
セブンチェアは座面が薄く、ねじ止めが浅くできていることと、接着剤を使用しているので、特殊なもののようです。
椅子は全体重を預けるものなので、強度や安全が第一となります。
そんな理由でお断りされました。
修理結果
完璧に新しい座面(シェル)なので、問題ないですね。
15年以上使えるとのお話だったので期待しましょう。
選んだピンクのシェル、とても可愛らしく仕上がりました

まとめ
新品同様のセブンチェアが19,800円で手に入るなんて、とてもお得だと思います。
(メルカリ購入分26,000円をプラスすると45,800円ですが…それでも新品購入よりお得です)
新品を購入すると、今は一番安い仕様でも80,000円弱。
修理を依頼したい場合は、アクタスのHPにある修理フォームから画像と一緒に問い合わせてみると良いでしょう。
セブンチェアは長く使うつもりで購入したのに、思いがけず壊れてしまってがっかり…という方も多いかもしれません。
ですが、アクタスの技術の方によると「現在のセブンチェアは接着剤が改良され、修理後に再び壊れた事例は聞いていない」とのこと。
安心して修理を検討できると思います。
我が家には32年以上使っている国産の椅子もあります。
確かに壊れにくいですが、座面のシミやクッションのへたり、小傷などで状態はボロボロ…。
そう考えると、セブンチェアのようにお気に入りの家具を修理しながら使い続けられるのは、とても価値があることだと感じます。
好きなものを直して大切に使い続けることは、心の豊かさにつながるのではないでしょうか。
この記事が、セブンチェアの修理を検討している方の参考になれば嬉しいです。

