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親が語るN高のリアル|N高にはどんな子がいる?子どもから聞いた話

不登校

「N高って、どんな子が通っているの?」

入学前、私自身が一番気になっていたことです。

実際に入ってみて、子どもから聞いた話をまとめてみると――

病気で大きな手術をして通学が難しくなった子、スポーツ推薦で入学したもののケガで競技を続けられなくなった子。

勉強が苦手な子、コミュニケーションに課題のある子、思春期に気持ちが不安定になりグレてしまった子……。

さまざまな背景を抱えた子たちが、N高という新しい環境で、それぞれの「今」を模索しているようです。

わが子がN高を選んだ理由

N高を選ぶ理由は、本当に人それぞれだと思います。

わが子の場合、最初は全日制高校に通い始めました。

けれど、人間関係やクラスの雰囲気に馴染むことが難しく、次第に学校へ行けなくなってしまいました。

不登校となり、結果的に出席日数や単位が足りず、進級できないという現実に直面。

転校も視野に入れ、全日制の別の高校への転入試験を受けましたが、不合格――。

正直、親としても行き場を失ったような気持ちでした。

そんな状況の中で、わが子を受け入れてくれたのがN高でした。

ネットコースにはこんな子たちがいます

これは、わが子がスクーリングに参加したときに見たり聞いたりして感じた、あくまで個人的な印象です。

ネットコースには、本当にさまざまな背景を持つ生徒たちがいます。

たとえば――

  • 病気で大きな手術を受け、通学が難しくなった子
  • スポーツ推薦で高校に入ったけれど、ケガで競技を続けられなくなった子
  • 勉強が極端に苦手な子
  • コミュニケーションがうまく取れない子
  • 思春期にいろいろあって、ちょっとグレてしまった子

事情は違っても、「今は普通の学校に通うのが難しい」そんな子たちが、それぞれの理由でネットコースを選んでいます。

事情を抱えた子が多い中でも、それでも意外と明るく接してくれる子も多かったそうです。

はじめは「話しかけていいのかな…」と緊張していたわが子も、グループワークや食事の時間を通して、少しずつ打ち解けることができたようです。

お互い、なんでN高になったか、理由を教えあったり、インスタのアカウントを交換したりするようです。

ネットコースだからといって、ずっとひとりで黙々と勉強するだけではなく、人との関わりが全くないわけではないんだなと、親としても感じました。

クラスの雰囲気と生徒の割合について

スクーリングの際、わが子が参加したクラスにはおよそ40人ほどの生徒がいたそうです。

その中で、子どもの表現を借りると、

いわゆる「パリピ系」と呼ばれるような、明るくて、初対面でも積極的に友達を作ろうとする子が約50%

残りの50%は、静かに座っていて、少しコミュニケーションを取るのが苦手そうな子たちだったとのこと。

全体的に見ると、「明るい子と静かな子が半々」というバランスで、どちらかが浮くようなことはなく、それぞれが自分のペースで過ごしていたようです。

また、一度は全日制高校に通ったものの、何らかの理由でドロップアウトしてきた子がほとんど

はじめから通信制高校を選んで入学したという子は、クラスに1人いるかいないかの割合だそうです。

おわりに

通信制高校を検討するとき、「どんな子が通っているんだろう?」と、親としては気になるものですよね。

でも実際には、通信制高校では自宅学習が中心なので、あまり他の子の様子を気にする必要はないと思います。

N高のSlack(生徒同士がやりとりできるチャットツール)を見ていても、積極的にコミュニケーションを取るのは決まった子たちで、うちの子のようにまったく見ない・使わないという子もいます

通信制高校には、心理的・身体的・家庭的など、さまざまな事情を抱えた子が集まってきます

でもそのぶん、自分と違う背景の子にも出会えるし、誰かと比べることなく、自分のペースで学べるのが大きな魅力です。

もし、今の学校に合わないと感じているなら、「こんな選択肢もあるよ」と伝えてあげてほしいと思います。

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