ハワイ「ライオンコーヒー」工場見学体験記

コーヒー好きとしては、ハワイに行ったら一度は訪れてみたかった「ライオンコーヒー」の工場。

実は、旅行前にYouTubeで見かけて「楽しそう!」と思ったのがきっかけ。さらに調べてみたら、「$10で見学できる」「コーヒーのいい香りに包まれる」「カフェもあってまったりできる」なんて口コミも多くて、これは行くしかないでしょ!と、さっそく行ってきました。

実際に訪れてみたら、想像以上に楽しくて、コーヒー好きにはたまらないスポットでした♪ 今回はその見学体験をレポートしていきます!

日本でのおなじみのライオンコーヒー

赤いパッケージにライオンの顔──日本のスーパーでもよく見かけるライオンコーヒー。珍しくもないし、わざわざハワイで見に行くほど?と思う方も多いかもしれません。

でも実は、このライオンコーヒーとハワイには、切っても切れない深〜い関係があるんです。

私も今回、工場見学を通してその背景を知り、ますますライオンコーヒーが好きになりました。この記事では、その見学体験をたっぷりご紹介します♪

工場の多い地区 治安に不安が

今回は「The Bus」を使ってライオンコーヒー工場まで行ってみました。ワイキキ周辺とはまったく雰囲気が違って、周囲は倉庫や工場が並ぶエリア。歩いている人も少なく、ホームレスっぽい人と一人でくわして、ちょっと心細くなります。念のため“守るアンテナ”を全開にして工場へ直行しました。ライオンコーヒーに向かうときは、このタイガー柄のウォールアートが目印!なかなか目立つので、見つけたら安心です。ライオンにタイガーが覚えやすいw

入る前から周囲にはコーヒーの良い香り

中に入る前から良い香りが漂っていて、テンション上がります

流ちょうな日本語で楽しい案内

店舗の奥に「LION COFFEE MUSEUM」と書かれた看板が。入れ替え時間でした。

見学前の説明時、工場の中は撮影禁止だったので、写真は残っていません。でも、その分しっかり記憶に焼きついてます!

ガイドしてくれたのは地元ハワイのスタッフさん。日本語がものすごく上手で、「え、日本人じゃないの!?」って思っちゃうくらい流ちょう。しかもジョークを交えながら、テンポよく説明してくれるので全然飽きない!

日本の文化にも詳しくて、見学中にちょっとウトウトしちゃった人には、すかさずツッコミを入れる場面も(笑)。まるで日本のバラエティ番組みたいで、会場は笑いに包まれてました。

説明もわかりやすくて面白くて、本当に楽しい時間でした!

ライオンコーヒーは1864年にアメリカ本土のオハイオ州で誕生しました。
当時、コーヒーのパッケージの「ライオンマーク」を集めるとグッズと交換できるキャンペーンが大ヒットし、子どもたちまで夢中になるほどの人気を博しました。この斬新なプロモーションにより、ブランドは一気に全米に広まり、「知らない人はいない」と言われるほど有名になりました。

ライオンのアイコンには「百獣の王=強さ」を象徴する意味が込められています。

一度はブランドが低迷したものの、1979年にアメリカのビジネスマンハワイに拠点を移しブランド権を取得し復活させました。以降、フレーバーコーヒーの先駆者としての地位を確立。ハワイを拠点にしたのは、ハワイが高品質なコーヒー豆の産地であり、鮮度の良い豆を安く仕入れられるためでした。

現在、ライオンコーヒーは「Hawaii Coffee Company(ハワイコーヒーカンパニー)」の代表的なブランドとして展開されています。

コーヒー豆の保存方法は「常温」で、と力説していました。冷蔵や冷凍は結露が生じて劣化するそうです。焙煎したてのコーヒー豆は、二酸化炭素(CO₂)などのガスを少しずつ放出するので、袋の表面に付けているバルブがガスを逃す役目をしています。また、このバルブは一方向にしかガスが流れない構造なので、外気(特に酸素や湿気)は袋の中に入ってきません。酸化を防ぎ、コーヒーの鮮度を保つことができます。ガイドさんは売り物についているバルブは香り確認用ではないので、絶対に袋を押さないで、これまた強く強くお願いしておりました。

Hawaii Coffee Company(ハワイコーヒーカンパニー)展開ブランド

  • LION Coffee(ライオンコーヒー)
    ハワイを代表する老舗ブランド。バニラマカダミアなどのフレーバーコーヒーが人気。
  • Royal Kona Coffee(ロイヤル・コナ・コーヒー)
    より高級路線のブランド。特別なギフト用や上質な100%ハワイ産豆を使用したライン。
  • Hawaiian Islands Tea Company(ハワイアン・アイランズ・ティー・カンパニー)
    フレーバーティーを中心とした紅茶ブランド。トロピカルな香りが人気。

禁止事項・注意事項

  • 撮影禁止
  • サンダル禁止(サンダルの方は靴カバーをする必要)
  • 指輪・ピアス・ネックレス禁止(指輪で外せない場合は手袋をつけます)
  • 歩きながらパンフレットを見ない
  • ひげ禁止(ひげカバーをつけます)
  • 11歳以下の子どもの見学はできない(ベビーカー、抱っこひもでもN.G)
  • 袖のついていない服(タンクトップやキャミソール)はN.G

いざ、工場へ

同意書にサインした後、店舗から歩いてほんの数歩の場所にある工場に向かいます。天井が高く、大型の機械が稼働しているため、内部はかなり暑さを感じます。

入口付近には、世界各地の産地から届いた加工前のコーヒー豆が山のように積まれており、あたりには焙煎前にもかかわらず芳ばしい香りが漂っています。

見学ルートでは、焙煎からフレーバー加工、パッケージング、そしてライオンコーヒーならではのクリップ付けまで、市場に出るまでの工程を順番に見て回ることができます。

工場自体はそれほど巨大ではなく、手作業で行われている工程も多いため、「意外とアナログなんだな」と感じる場面もありました。

作業中のスタッフやガイド担当の方が、笑顔で挨拶してくれるのも印象的。温かみのある現場の雰囲気が伝わってきて、工場見学そのものがとても楽しい体験となりました。

ライオンコーヒーのクリップって何?

ライオンコーヒーのパッケージには、袋の口を閉じるための金属製クリップが付属しています。このクリップは、飲みかけのコーヒーの香りや鮮度を保つためのもので、使いやすく実用的。ブランドロゴ入りでデザインも可愛く、ちょっとしたお土産やプレゼントにも喜ばれます。

工場見学では、このクリップを袋に取り付ける工程も見ることができ、「ひとつずつ丁寧に手作業で付けているんだ」と感心してしまいました。こうした細やかなこだわりが、ライオンコーヒーが長年愛されている理由のひとつなのだと感じました。

おみやげ

おみやげはライオンコーヒーのクリップとキーホルダー。キーホルダーは非売品です。「メルカリで売らないでね!」とガイドさんがおっしゃってました。せっかくなので、記念に持っていて欲しいのでしょうね。写真は表面と裏面です。見学が終わった後はコーヒーの試飲をして終了です。

工場見学の後は店内で美味しいコーヒーとショッピング

店舗でショッピングやカフェを利用する方は、お会計のときに「日本人です」と伝えると5%OFFになります!レジの近くにそう書いてあるので、ぜひお忘れなく~!

私が行ったのはちょうどお昼どきだったんですが、近所の工場や病院で働いていると思われるスタッフさんたちが次々と来店。ランチやコーヒータイムに立ち寄る地元の人たちにも愛されているお店なんですね。

私もせっかくなのでラテを注文。これがまた香り豊かで、まろやかで美味しかったです!見学の後の一杯、最高でした♪

予約方法

日本語対応は火・木・金。英語対応は水曜日のみ。一枠6名までで、12歳以上 予約時にクレジットカードの入力が必要です。キャンセルは48時間前までなら返金可能。人気の企画なので、早めの予約がおススメです。ちなみに私は5/1の予約を3/30しています。埋まっている回もありましたが、だいたい希望の日時を取ることができました。予約時にクレジットカード情報の入力が必要で、即時決済されます。キャンセルは48時間前まで可能です。

ライオンコーヒー工場見学のリンクはこちら

ハワイ ライオンコーヒー工場の場所

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